宅建受験記
昨年にFP2級を取ったのですが、久しぶりに受験勉強したのが楽しかったこともあって趣味と実益を兼ねて資格の勉強を細々と続けています。今年は宅建試験を受けました。
本日合格発表があり、自分の受験番号を確認したら入っていましたので、まだ合格証はありませんが受かったということにして感想を書いていこうと思います。
宅建試験は宅建業法が概ね40%[20問くらい]、民法が20%[10問~15問くらい]、建築基準法や都市計画法などの不動産法制が20%[10問前後]、税制その他が20%[10問前後]くらいの割合で出題されます。
弁護士だし民法ぐらいは無勉でもいけるのではという甘い考えがあったのですが、全くの間違いでした。やたらマニアックな問題があったり直近の改正部分なども容赦なく出題されるため、勉強していても満点を取るのは案外難しいです。今年は失踪宣告取消し後の法律関係という超ニッチな問題が出て見事に間違えました。8割程度とれれば十分合格圏内ですので、あまりムキにならずほどほどに対策しておく方がよいかもしれません。
不動産法制も結構難しいですが、宅建業法は比較的典型問題しか出ないので取りやすく、実質はここを取りこぼさないかどうかで合否が分かれている印象です。ただ引っかけの肢もありますので、注意深く問題を読み込むことが求められます。
教材は今回参考書、問題集ともにTACの「みんなが欲しかった」シリーズで揃えました。相互参照がしっかりしているので復習がしやすいのが一番の利点かと思います。
過去問も重要だという話を聞いたので、上記シリーズの12年過去問集を2周して、追い込みで直近問題集を回して試験に臨みました。直近問題集はやたら難しくここまでのレベルが必要か?と疑問でしたが、ここで扱っている直近の改正知識で何とかなったのが1~2問あり、結果としてはこれに救われました。過去問が重要なのは確かなのですが、近時の傾向をみると受験対策としてはそれだけだとちょっと辛いかもしれません。
点数としては(多分)40点で、ちょうど8割でした。合格ラインは36点だったようですが、もう少し取りたかったというのが正直なところです。
ただ、試験が受かれば即資格をもらえるわけではなく、実務経験のない人は実務講習を受ける必要があります。とりあえず申し込んではありますが、2日間で午前9時から午後6時までというなかなか非人道的な日程で、今からちょっとおののいています。