宅建士証とりました

昨年に宅建士試験を受けて合格したのですが、資格登録をして宅建士を名乗るためには他にも色々とプロセスが必要になります。


本来、資格登録には実務講習と法定講習が必要ですが、試験合格後1年は法定講習は免除されます。実務経験があれば実務講習もいらないのですが、私には実務経験がないので講習を受けました。講習は資格の予備校がやっているパターンが多く、私が受けたところの費用は教材込みで22,000円でした(どこも大体同じだと思います。)。この時点で試験を受けるまでに使った金額を超えるのですが、それ以上に時間が長く、平日を避けると土曜日ほぼ1日×2というスケジュールになります。長時間講義を受けるというのが大学生以来の経験でそれなりにきつかったのですが、内容的には大変勉強になりました。最後に簡単な確認テストをやって合格点をとれば後日に修了証を送ってくれます。テキストを見ながらでよいので落ちることはまずありません。


講習を修了すると愛知県宛に資格登録の申請をすることになります。身分証明書やら後見登記されていないことの証明書を添付するので、わりと面倒です。手数料として証紙37,000円分も必要になります。値段をみたときは高い・・と思いましたが、よく考えれば弁護士は月会費でこのくらい取られているわけで、むしろ良心的なのかもしれません。本来は窓口申請のようですが、コロナ特例で郵送提出でもよいようなことがHPに書いてあったので郵送で提出しています。1月くらいして忘れかけた頃に登録証明のハガキが送られてきました。


資格登録をした後は宅建協会で宅建士証の交付申請となります。必要書類はすぐ揃うものばかりですが窓口で申請しないとダメそうだったので直接行きました。先方も慣れたものでちゃちゃっと手続をしてくれます。ここでの手数料は4,500円でした。書留の切手404円を添付して郵送を希望すれば1~2週間くらいで送ってくれます。


というわけで、試験合格から半年弱、追加費用60,000円ちょっとで宅地建物取引士証を手に入れることができました。仕事上で不動産取引に関わることもままありますが、そこで業者さんのやっていることの意味が前よりわかるようになったのが今のところ一番の収穫だと思っています。