マンション管理士・管理業務主任者 受験しました

一昨年に宅建の資格を取って登録もしてみましたが、その流れで不動産系の資格の勉強を続けてみようと思い、昨年末にマンション管理士と管理業務主任者の試験を受験しました。

双方ともマンション管理に関する資格ですが、マンション管理士は第三者的な見地から管理組合に対し助言をする立場であり、管理業務主任者は管理会社の中にあって管理組合と関わることが想定されています。私はマンション管理士をとりたかったのですが、管理業務主任者も試験範囲はほとんど重なっており共通点が多いので両方受験することとしました。試験日は毎年1週違いに設定されており、ダブル受験にも配慮されています。

試験は主として法令系の問題と設備・建築系の問題からなります。

法令は民法に加え、都市計画法や不動産登記法などの不動産関連のものが出題されますが、特にマンション管理士は直近の民法改正からも出題がされましたのでそのあたりは注意が必要です。また、設備系と関連する形で建築基準法の規定がかなり細かいところまで聞かれるので、このあたりは苦労しました。

設備系の問題は消防法や水道法などの関連法令に加え、建築知識から問われることが多いところです。馴染みのない分野ですので個人的には一番ハードルが高く感じました。

一般にマンション管理士の方が難しいなどと言われますが、個人的に問題の難易度にそこまでの差は感じませんでした。自分が実際に受けてみての点数も8割くらいでほぼ同じです。ただ、マンション管理士の方が2~3点合格点が高いことが多く、それが資格としての難易度の差になっているものと思われます。

試験としては似ていますが合格後の資格登録はかなり違っており、管理業務主任者は宅建とほとんど同じなのですがマンション管理士は実務研修も何もなく登録できます。宅建の実務研修で丸2日講義を聴いたのはなかなか大変でしたので、とりあえずマンション管理士だけは登録しておきました。

資格を取っただけだと順調に忘れていきますので、今後も勉強は続けていこうと思っています。